火災保険の更新時期が近づいたため、火災保険の見直しをして見ることにしました。そんな時に役立つのが一括見積もりのサイトです。
今回は、ネットショッピングをする際にも比較検討のためによく利用する、「価格.com」で「火災保険の一括見積もり」を試してみたので、その手順や見積もり結果をご案内します。
火災保険の一括見積もりは面倒そうだけど簡単にできるの?

「価格.com」の一括見積もりは、必要な建物情報を入力するだけなのでとても簡単です。
あらかじめ建築年月や建物の面積をご用意しておけば5〜10分程度で完了します。加入中の火災保険がある場合は保険証券と照らし合わしながら入力すると良いでしょう。

火災保険一括見積もりの手順

「建物の構造」と「耐震・耐火構造」について
まず建物情報から入力します。

従来の木造住宅は問題ないと思いますが、ツーバイフォーや鉄骨造、コンクリート造となってくると定かではくなる方もいるでしょう。
その場合は、登記簿謄本や売買契約書、建物の重要事項説明書などから確認できます。もちろん加入中の火災保険があれば保険証券にも記載があります。
耐火区分
建物の設計図やパンフレットからも確認できます。書類で確認できる場合は入力してください。
割引適用の際は書類の提出が必要になります。

耐震構造
地震保険の割引適用の際には確認資料の提出が必要です。提出不可能の場合は「わからない」を選んでも問題ありません。
確認書類の提出ができる時に、改めて地震保険の割引を適用することもできます。
地震保険の割引は、昭和56年6月1日の時点で耐震基準を備えた建物かどうかが判断になるため、それ以前の建物の場合は「該当しない」となります。

地震保険では住まいの地域によって保険料が異なり、今後地震が発生しやすい場所かどうかという基準で、その都度見直しがされているので所在地も入力します。

建物の「延床面積」と「専有面積」について
戸建の場合は各階の床面積を足した広さのことです。ベランダや庭は含みません。
マンションなどの共同住宅の場合は所有している部分を「専有面積」を表します。

建物の建築年月も登記簿謄本を確認して正確に入力した方が良いです。先に述べた地震保険の割引等に関わってきます。

建物の利用状況について
お住まいのみの「専用住宅」と店舗や事務所と兼用の「併用住宅」とで保険料が異なります。但し、自宅リビングでお稽古事をしている程度なら「専用住宅」で問題ありません。
住宅ローンの有無は、火災保険の加入年数に関わってくる場合があるのでこちらも入力します。

最後に「オール電化」や「セキュリティーシステム」「太陽光パネルの設置」状況を任意で入力すると、補償内容の入力画面へ続きます。

建物の金額について
新築の場合は購入金額をご自身で確認できるはずですが、それ以外は市場価格を元に金額が提案されているのでその範囲内で希望の金額を入力して問題ありません。

水災補償について
お住まいの地域が河川が近いなど、水害が発生しやすいかどうかで判断します。

風災補償について
近頃の異常気象から、どの地域でも心配になるため風災の加入はおすすめです。

建物や家財の破損・汚損について
保険会社によって破損のみ補償で汚損は対象外であったり詳細が異なるので加入時には詳細をよく確認した方が良いでしょう。小さなお子様がいるご家庭にはおすすめです。

家財の補償について
賃貸住宅では家財のみ加入しますが、戸建の場合は建物のみで家財の補償なしにすることも可能です。
しかし家財は地震の際に影響を受けやすいので加入をおすすめします。地震保険は火災保険加入が前提なので、火災保険で家財を付けることになります。
家財の金額も入力し、それぞれの持ち物からどの程度の補償金額を必要とするか判断します。
ご自宅の中の高価なものを基準にしても良いし、何かあった際の家財道具一式の金額という判断でも設定できます。


保険開始日の入力について
加入中の火災保険がある場合は途切れないよう日付を合わせましょう。

保険期間について
長期の契約にするほうが保険料が安くなります。
また住宅ローンがある場合は、火災保険の加入年数の指定があるか確認が必要です。

見積もり依頼の入力をしたら、最後に見積書の送付先や住所氏名の入力をして「火災保険一括見積もり」の手順は完了です。

登録したメールアドレスに「火災保険一括見積もりの受付完了」のメールが送信されてきます。
火災保険の見積もり結果が到着
金曜の夜に見積もり依頼をしたので土日を挟んで週明けにメールがくるだろうと予想していたところ、翌日土曜の午後に「火災保険一括見積もり結果」のメールが届きました。
火災保険の満期日直近で見積もりをして、なんとか間に合いそうなくらいの早い対応でした。
見積もり内容の内訳について

「火災保険一括見積もり」の内容から見積もりシステムで設計可能な保険会社を抜粋され、4社の見積もりが届きました。
- セコム損害保険
- 三井住友海上
- 朝日火災海上
- 東京海上日動火災
それぞれのプランがPDFで添付されており、カラーでとても見やすい見積書になっています。見積もり時に「メールのみ希望」としていなければ、後日パンフレットと見積書が郵送されてくることになります。
メールには「地震保険」や「建物構造」についての注意書きと「ご契約手続きの流れ」の記載があります。
不明点の問い合わせ窓口の電話番号や契約時の確認書類の提出先FAX番号もあり、希望プランが決定した際には、速やかに申し込み手続きができる体制が整っています。
なぜなら一括見積もりを受け付けた窓口が「株式会社カカクコム・インシュアランス」保険募集代理店であるためです。

各保険会社の見積もり比較
それぞれの保険会社の見積書以外に、4社の「比較表」も添付されているので補償内容と保険料を確認して検討しやすいようになっています。

基本的な補償内容は各社同等ですが、やはり保険会社ごとの特徴があるので、細かい注意書きはしっかり読み、理解してからの加入をおすすめします。
実際に保険を使用することになった際に、補償内容の思い違いが起きてしまうのを防ぐのも大切です。
保険料と補償内容のバランスについて

おすすめ1位は「朝日火災海上」となっています。2位の「セコム損害保険」と補償内容もそれほど差が内容に見受けられますが、大きな違いは「セコム損害保険」のホームセキュリティ割引があることです。
そして注意したい点は、「朝日火災海上」は「その他費用保険金」の欄に記載がある、残存物片付け費用が付いていないというところです。見積もり内容に記載がないだけなのか確認したほうが良さそうです。
細かい諸費用を補償する特約は、見逃さないように比較しながら照らしあわせると保険料の安さだけとらわれずに判断できます。
比較表には3位と5位がなく、4位「東京海上日動火災」6位「三井住友海上」となっています。これは設計システムの問題なのか不明なのですが、4位と6位に大手保険会社を入れてくることで保険料と補償内容の比較がしやすくなっています。
大手保険会社は保険料が少し高いのですが、やはり「その他費用保険金」の充実度が高く安心できる内容です。
ひとつ注意したい点に「免責金額」というのがります。今回の比較表では「三井住友海上」のプランに免責金額の設定があります。これは保険を使う時に免責分はご自身の負担となる金額です。

まとめ
火災保険一括見積もりを体験してみて、「価格.com 一括見積もり」は検索しやすく火災保険の一括見積もりも、迷うことなく進みながら簡単にできます。
思った以上に速やかな対応とわかりやすい見積書の添付で、どなたでも気軽に比較検討しやすくなっています。
窓口が保険代理店なので、問い合わせをして不明点の確認もできるのも優れています。とにかく短時間で的確な見積もりをして火災保険の加入を検討するには「価格.com 一括見積もり」は大変使いやすいものだと実感しました。
火災保険の見直しをご検討なら是非「価格.com 一括見積もり」を試してみてはいかがでしょう。